エイロン「エンタメ業界は夢のまた夢」、石川「歌手になりたい」、宇原「サッカーでプロに」
- ― どんな「13歳」でしたか?
- エイロン 仮入部した剣道に惹かれて、朝から夜までひたすら練習していました。元々野球をやっていたからずっと坊主だったんです。剣道に入れば、坊主をまぬがれるかな?と思っていたけれど、坊主継続でした(笑い)。剣道は俺のキャラじゃないなと思っていたけれど、仲の良い友達に誘われて行ったら、本物の侍みたいですごくかっこよくて。野球を辞めて、剣道を始めました。高校卒業後にスカウトしていただき、そこで音楽というものを知って、アーティストになりたいと思ったんです。なので、13歳頃は、エンタメ業界は夢のまた夢だと思っていました。アーティストになりたいとはまず考えていなかったです。
- 石川晃多 僕の小学校の卒業式では、表彰台でひと言ずつ今後の人生への意気込みを言っていく、というのがあって。僕はそのときから「歌手になりたいです」と宣言していました。実は、5年生くらいのときに、友達の家でゲームのカラオケでEXILEさんの「道」を歌ったことがあって。そのとき、初めて人前で歌ったのですが、友達や友達のお母さんに褒めていただいて。そこから人に歌を聞かせることが楽しいし、すごく幸せなことだなと感じています。中1になってからも歌を歌うのが好きでしたが、「スクールに通おう」とはならず。趣味みたいな感じでカラオケで一人、練習していました。部活は、バドミントンを中高でやっていました。
- 宇原雄飛 小学校のときからサッカーをずっとやっていました。地域のクラブチームに入って、中学でも継続してやっていました。ポジションはボランチでした。毎日サッカーのことばかり考えて、勉強はしていなかったです(笑い)。サッカーではプロになりたいと思っていて、中学1年生くらいまでは本気でやっていました。でも、だいたい自分の実力に気づいてくるんです。色々な選手が出てくるので、僕はそれであきらめた側でした。でも、中学3年生までは続けて。区切りのいいところで終わろうと思っていました。途中でキャプテンになっちゃったので、引っ張る側になりました。
サッカー一筋でしたが、ちょうど13歳頃は、三代目 J SOUL BROTHERSさんの「R.Y.U.S.E.I.」が学校中でブームだったので、かっこいいなとテレビで見ていて。俺もやってみたいなと思っていました。親からは歌が下手くそ、と言われてたのですが、6年生のときに初めてカラオケに行ったら、友達に「うまくね?」と言われて。そこで自分の歌の才能に気づきました(笑い)。歌好きで、自分の歌に自信がすごくある親なので、厳しく言われたのかな?(笑い)。13歳頃は、三代目さんの服や髪を真似していました。一人“相方”みたいなやつがいて、30分120円のカラオケを週4ぐらいで行っていました。「本気で(歌手に)なる!」とイメージして練習していました。

- ― “今の自分”について、“13歳の頃の自分”はどんな風に思うと思いますか? もし当時のご自身へメッセージを送るとしたら?
- エイロン とてもびっくりすると思います。本当は海外に行って英語を勉強して、ホテルでコンシェルジュとかをやってみたかったんです(笑い)。当時、一番やってよかったなと思うのは部活ですね。部活をすることによって、すごくいい仲間ができたし、どんなに苦しいときがあっても頑張れるという気持ちになったからです。
- 石川晃多 やっぱり小さい頃から憧れの存在がLDHのアーティストさんだったので、夢が叶ったというか。本当に憧れていた方とステージに立てているので。夢ってちゃんと言葉に出して、努力していれば叶うんだぞ、って言いたいです。見た目で言うと、当時の僕は太っていて(笑い)アーティストとはかけ離れた感じだったけれど、色々頑張っていればちゃんとうまくいくぞと伝えたいですね。高校になって、EXPGというスクールに通い出して、まわりに歌がうまい人がいたんです。そういうときこそ、「自分が一番歌がうまい」と思いながらやらないと、食われてしまうと思っていて。もうダメだ、と思うこともあったんですけど、それでも自分が一番うまいと思い続けて、やってきたから今があるのかなと思います。部活など、目の前のことを頑張っていれば、何かしらに結びつくと実感したので、とりあえずひたすら目の前のことに対して頑張れ、ということを伝えたいですね。
- 宇原雄飛 びっくりすると思います。三代目さんが大好きで、神みたいな存在。そんな人たちとスタジアムでこの前一緒に歌わせてもらって、13歳の僕からしたら考えられない。うそでしょ? となると思います。サッカーは本当に頑張って良かったなと思います。入っていたサッカーチームは厳しかったので、礼儀に関しても、サッカー以外のことも学べました。そこでキャプテンも経験できました。集団行動の大切さなど、今こうしてグループで活動している中で通ずるものがある。チームでやってきたこと、昔培ってきたものが、今となってめっちゃ大事になります。

エンディングテーマ「UNBREAKABLE」を担当
- ― 「青のミブロ」について
- エイロン 小さい頃に両親をなくしたにおは、本当は誰かに抱きしめられかった気持ちがあったけれどそれができなかった。子供が安心して泣ける世の中を作りたい、というにおの言葉を聞いて、込み上げてくるものがあって……。親元を離れて、色々なことを経験していく姿に感動しました。
- 石川晃多 「ミブロ」という組織があって、その仲間達とともに、各々の夢や思いを一緒にかなえていくというのが、自分たちとリンクするものがありました。僕は沖田総司のキャラが大好きです。優しいけれど強さもあって、普段はふざけているようなキャラだけど、ちゃんと信念を持っているところがかっこよくて好き。一人一人のキャラの魅力がすごくあるところも、魅力的な作品だなと思います。
- 宇原雄飛 見ていてすごく感情移入しますし、背中を押されるアニメだなと思います。におがまっすぐで不器用なんですけど、その不器用さが、まわりを変えるくらいまっすぐな姿勢で。元々におを認めていない人も、におのけなげさ、一生懸命さに心を打たれてどんどん変わっていく。「ミブロ」という組織がすごくいい雰囲気になっていく。僕もにおを見て、もっと頑張らないとな、と思います。人に伝わるぐらい一生懸命やれれば、もっと成長するんじゃないかなと感じさせられました。
- ― 「青のミブロ」ファンに向けて、メッセージをお願いいたします。
- エイロン もし、あと一歩勇気がほしい、あと一歩が踏み出せない、そういうときがあったらぜひ勇気づけられる楽曲なのでエンディングテーマの「UNBREAKABLE」を聴いてほしいです。
- 石川晃多 「青のミブロ」という作品のエンディングテーマを務めさせていただき、光栄でした。この楽曲は、「青のミブロ」が好きな方も共感できる部分がたくさんあると思うので、アニメを見た後や、マンガを読んだ後にこの曲をぜひ聴いてほしいです。
- 宇原雄飛 今回、初めてアニメのエンディングテーマを担当させていただきました。真剣に取り組ませていただき、「青のミブロ」という作品が好きになりました。ぜひスキップせずに聴いていただいて、気になった方はライブにお越しいただければなと思います!
